宮城県の石巻市特産のオリーブをエサに混ぜて育てた、「オリーブギンザケ」の試食会が5日、開かれました。「やわらかくておいしい」と味わった人たちの評価は上々でした。

「オリーブギンザケご試食いかがですか!」

石巻市雄勝町で開かれた試食会では、市内で栽培されたオリーブの搾りかすなどをエサに混ぜた「オリーブギンザケ」と、通常のエサで育てたギンザケの切り身が用意され、訪れた人たちが2種類を食べ比べました。

この「オリーブギンザケ」は、石巻専修大学と石巻市が、ギンザケの新たなブランド化を目指して雄勝湾で養殖し、3月に初めて水揚げしました。オリーブ由来のエサを与えると、甘みや旨みのあるアミノ酸が増加し、身の色や香りも良くなるということです。

試食をした人:
「オリーブの方がやわらかくておいしい」
「おいしかった食べやすかった(Qくさみはない?)くさみもなかった」
「PRをしていけば全国に広がるのではないか。ここはギンザケの特産地なので」

石巻専修大学理工学部 角田出教授:
「みやぎオリーブ銀鮭として商標登録も申請しているので、県としてブランド魚になっていければと考えている」

石巻専修大学は、今年8月に東京で開かれるフードショーでこのオリーブギンザケを提供するなど、来年度の商品化を目指し、研究を重ねていくことにしています。