どこか懐しい“路地裏”の老舗食堂!100を超えるメニューが楽しめる店に、超おせっかいな名物女将の店。行きたくなること間違いなしです。

■創業92年 老舗の名物メニュー誕生の秘密


池袋駅から徒歩15分、都電も走る東池袋の路地裏の住宅街の中にひっそりとたたずむのは、創業92年の老舗「伊東食堂」。この店の売りはメニューの多さ。日替わりメニューはもちろん肉や魚と100を超えるメニュー数。定番はどこか懐かしさを感じる「カツカレー」(1000円)。



6時間以上煮込んだカレーはお客さんを虜にしています。

お客さん
「この前もカレー食べました」
「美味しいです。とても美味しい」

「伊東食堂」の店主・伊東康裕さん(63)。生まれも育ちも池袋の3代目です。そんな伊東さんにとって特別な思いで作った定食があります。


たくさんのおかずが詰まったミックスデカ盛り「鳥羽の山定食」(2000円)。鶏の照り焼きにハンバーグ、メンチカツに目玉焼きが2個。さらに大きな焼き肉が5枚入って税込2000円。

その昔、家族づきあいのあった地元力士のためによく食べるものを集めて定食にしたというのが誕生の秘密です。そんな特別な味を学生時代は登山部だという佐々木アナウンサーが実食しました。

佐々木舞音アナウンサー
「ハンバーグは口の中いっぱいに肉汁とソースの旨味がお肉と絡み合ってとっても美味しいです!」

大人の贅沢が詰まりに詰まった罪深い1皿にお腹も心も大満足。

伊東食堂 店主 伊東康裕さん(63)
「喜んで召し上がってくれるのはいいな、大きいものをね」

常にお客さんのことを考える気持ちは、家業を継ぐ決心をした息子・将司さんにも繋がっています。

息子 伊東将司さん(31)
「親を助けたいという気持ちが強いですね。もっとアットホームなお店にしていきたいですね」

息子の決心を改めて聞き照れ笑いの伊東さん。あたたかい食堂はまだまだ続きます。