焼き肉などのタレ分野で出荷量日本一を誇る愛媛県今治市の日本食研ホールディングス。創業者の大沢一彦会長が春の叙勲で旭日小綬章を受章しました。
大沢会長が語った会社急成長の意外なきっかけとは?
(日本食研ホールディングス・大沢一彦会長)
「消費者の皆さんに買ってもらったり、取引先の皆さんのご支援があって受章できたと心から喜んでいる」
旭日小綬章を受章した日本食研ホールディングス大沢一彦会長は、愛媛県今治市出身の82歳。
(日本食研ホールディングス・大沢一彦会長)
「苦労というか資金もないし親が農家でしかも6人の兄弟。農家をしながら全員東京の大学に行かせてくれたのでお金がないから自分たちでいろいろ工夫した」
大沢さんは1971年に香川県高松市で前身となる会社を立ち上げ、翌年には今治市に移転、1975年、社名を今の「日本食研」に変更しました。
現在では、焼肉などのタレ分野で出荷量日本一を誇りグループ15社の連結売上高は年間1,200億円余り、国内外で4,700人が働く企業として発展を続けています。
大沢会長は、創業当初、目指していたハムやソーセージの生産を断念し、調味料の分野に参入したことが成功につながったと振り返りました。
(日本食研ホールディングス・大沢一彦会長)
「仕方がなく調味料、ハムに使う調味料を売り出してみた。だけどそれがものすごく発展して結局は調味料を作った方がよかった。水のごとく流れに沿って変化させるというか、東京農業大学で学んだのはダーウィンの法則で強い動物も賢い動物も生き残れない。生き残って発展する動植物は環境変化に適応した動植物が生き残れる。この世の中はいつでも変化に対応するように自分自身を工夫してあらゆる角度から勉強して対応しないとついていけないと思う」
会社を急成長に導き、日本の食卓や飲食業界を支えてきた大沢会長。今後も世界中のおいしい食べ物を研究したいと意気込んでいます。
(日本食研ホールディングス・大沢一彦会長)
「アメリカにも日本食研みたいな食品会社はない。いろいろな物を美味しいものを作り方を教えながら調味料から包装資材とかいろいろな物を売っているという営業スタイルはまりない。それを世界中に進めたいと思っている」
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