ゴールデンウィーク後半、青森県七戸町では、レールバス体験乗車会が行われ、親子連れや鉄道ファンがレトロな車体で「レールバスの旅」を楽しみました。

丸みを帯びた愛らしいオレンジ色の車体が新緑の中を駆け抜けます。かつて青森県野辺地町と七戸町を結んでいた旧南部縦貫鉄道で使われていて、乗客を乗せて走行できる「国内唯一」のレールバスです。
コロナ禍で中止となっていた年に1度の乗車イベントが4年ぶりに復活。旧南部縦貫鉄道七戸駅には、この日を待ち望んだ県内外の鉄道ファンや地元の親子連れが訪れ、片道200メートルの区間を2往復する“短い旅”を満喫していました。

※初めて乗車した子どもは「こういうのに乗ったことがなくすごく揺れたけど楽しかった
※奈良からの観光客は「私が学生のころに廃止になった。今こうやって乗れて幸せです。まるで軽トラの荷台に乗っているみたいでしたが情緒があって良かったです」

1962年に開業した南部縦貫鉄道は35年にわたって地域の人たちの移動手段として利用されていましたが、利用者の減少になどに伴って、1997年にその役目を終えました。その後も有志による愛好会が、七戸町の協力もあり、年間200万円ほどの費用をまかないながら、車両の整備や線路の保守を続けてきました。

※当時の車掌「しばらくぶりなものですが自分もうれしいです」

2004年からは鉄道の元運転手を招いて体験乗車会も行っています。レールバスはマニュアル車のようにクラッチペダルとシフトレバーを駆使、操作は繊細です。

※「エンストしてしまいましたごめんなさいね。わははは」

エンジンストップはご愛敬、和やかな雰囲気が漂うイベントとなりました。

※南部縦貫レールバス愛好会 星野正博会長「展示しているだけじゃなく、動く・乗れるというのが弊会の売りになっている。何とかこの状態を維持していきたい」

レールバスの体験乗車会は5日も午後3時まで行われます。