フィリピンで最も有名な日本人といわれる静岡県浜松市出身の男性が、首都圏在住のファンとモニターツアーで県内を巡りました。ウィズコロナを見据え、静岡県内の観光業の復活を狙います。

<フミヤさん>
「私は今、浜松フラワーパークにいます。ここは私の地元でバラの庭を見ることができます」

こちらがフィリピンで日本人ナンバー1のインフルエンサー、Fumiya(フミヤ)さん、浜松市出身の三海郁弥さん27歳です。

<フミヤさん>
「ここが俺の地元だって言いました。静岡こんなのあるぞって言ってました」

モニターツアーには首都圏に住むフィリピン出身のファン10人が同行しました。

<同行したファン>
「フィリピンで一番有名な日本人だと思います」

フミヤさんはフィリピンに語学留学中、YouTubeにアップした動画が大ブレーク。現在、チャンネル登録数が230万人以上で、フェイスブックのフォロワーは40万人を超えています。

<フミヤさん>
「静岡は広いので、全部回ってほしい。今回、このツアーで僕も初めて行くところがたくさんある。今回のツアーをそのまま楽しんでもらいたい」

今回のモニターツアーは静岡県と浜松市が企画しました。フミヤさんたちが撮影した動画を後日、人気SNSで配信。さらに、同行したファンが動画や写真をSNSにアップすることで、静岡県の観光名所をフィリピン人にPRする狙いです。フミヤさんとツーショットの動画を撮影したファンは。

<参加したファン>
「インスタなどのSNSやTikTokでフィリピンの友だちにフミヤとの写真を送ると、うらやましがられる」

今回の1泊2日のモニターツアーは浜松市内のほか、三島スカイウォークや伊豆市の土肥金山、伊東市の大室山など、県内でも指折りの観光名所を巡りました。

<静岡県地域外交課 伊藤秀敏主査>
「多くの方々に見て頂いて、アフターコロナになったら多くの外国人の方に静岡に来て頂きたい」

新型コロナの感染拡大で冷え切ってしまった静岡県内の観光業。復活のきっかけになるか期待がかかります。