5月2日に埼玉県久喜市の保育園で3歳の男の子の首に遊具のロープが巻き付き、意識不明の重体となる事故が起きました。楽しく遊ぶための「遊具」で起きてしまった今回の事故。「公園での遊び」などで保護者らはどんな点に気をつければよいのでしょうか?外出が多いゴールデンウィークに気を付けたい点について、「日本こどもの安全教育総合研究所」の宮田美恵子理事長に解説していただきました。

新入園・入学した環境に慣れて遊びに出る機会が多くなり、事故が増える今の時期、「子どもの服装や持ち物」についてはどんなことに注意すればよいのでしょうか。宮田氏は『迷子に備えたSOSカード』の準備の大切さを訴えます。

遊具事故の発生は5月が最も多い

ーーゴールデンウィークに気をつけたいのは公園遊びです。消費者庁の統計によりますと、遊具による子どもの事故は5月が一番多いようですが、どうしてなのでしょうか?
「心地良い季節になっているっていうことと、新入園・入学で環境が変わって少し緊張していたところ、5月に入って大分慣れてきて、新しい友達もでき、一緒に遊びに行く機会が増えていると思います」