自民党の茂木幹事長は少子化対策の財源について「既存の保険料収入の活用でできる限り確保したい」と述べた上で、新たに基金を作ることを検討していると明らかにしました。

政府は、3月に取りまとめた少子化対策のたたき台を踏まえ、6月の「骨太の方針」までに子ども関連予算の将来的な倍増に向けた大枠を示すとしてます。

自民党の茂木幹事長は訪問先のキューバで記者団の取材に応じ、その財源について、「既存の保険料収入の活用でできる限り確保したい」と話しました。

その上で、「国民の負担増とならない新たな方策を考えたい」として、増税や国債で財源を捻出する考えがないことを強調しました。

また、既存の保険料収入を活用する場合、「会計上の区分をしっかりした方がいい」と述べ、基金を新たに作り、そこに拠出し活用するのが望ましいとの考えを示しました。