1日におよそ50キロのセロリを廃棄の日も


(坂田園芸場・坂田拓郎さん)「ここが1屋根で1800本くらい…」

同じくプロジェクトに参加しているセロリ農家の坂田拓郎さん。

これまでは、多いときで1日におよそ50キロのセロリを廃棄していたと話します。

(坂田拓郎さん)「こちらが規格外の商品です。傷がついていたりとか、折れているやつとか、こういうのが市場に出せない商品なので、こういうのを集めて加工の方に回しています」


現在、規格外のセロリはスチームケーキに加工されています。


坂田さんは今後も道の駅と連携してさまざまな商品の開発に挑戦したいと意気込んでいます。

(坂田拓郎さん)「廃棄されるものが活用されるという喜びとセロリの美味しさが少しでも広がってくれるのではという期待があって、すごくうれしかった。これが活用されていけば、一つの大きな問題を解決できるのではと思っています」


農業産出額日本一を誇る都城市。

「もったいない」の思いが、農産物の魅力を高める新商品を生み出すとともに地元の生産者たちに活力を与えています。

(道の駅都城NiQLL・松永智美さん)「地域商社のような形で地域を盛り上げる、全体を引き上げると思っているので、市内の農家さんはもちろんなんですが、いろんな事業者と連携をして、オール都城で商品づくりをしていければと思っています」