山口県下関市で3日行われる「先帝祭」を前に、平家一門の追悼祭がありました。
追悼祭は、先帝祭の前日祭で、1185年に壇ノ浦の戦いで敗れた平家一門と安徳天皇をしのんで毎年行われています。
新型コロナの影響で、去年までは規模を縮小して実施していましたが、今年は4年ぶりに全国各地にいる平家の子孫や関係者ら25人が出席しました。
平家物語の一節が筑前琵琶で演奏され、神職が祝詞を奏上したほか参加者が玉串を奉納しました。その後、境内にある墓にも参拝し、安徳天皇や平家一門をしのんでいました。
赤間神宮 水野大直宮司
「いよいよあすは、先帝祭の上臈参拝ということでございます。どうかあすも天候に恵まれて無事、お祭りができますよう願っているところでございます」
先帝祭は、3日午前9時半から太夫が沿道で外八文字を披露する「上臈道中(じょうろうどうちゅう)」、午後1時からは赤間神宮で「上臈参拝(じょうろうさんぱい)」など、4年ぶりに従来の規模で行われます。














