岩手県一関市は2日、ふるさと納税の事務作業で本来送付の対象とならない市民26人に、誤って返礼品35件を送っていたと発表しました。
一関市によりますと4月25日、市にふるさと納税で寄付をした市民から返礼品の発送時期の問い合わせがあり発覚しました。
ふるさと納税では住民登録している自治体に寄付した場合は、返礼品を受け取ることができません。
市が調査した結果、2020年度からふるさと納税に寄付した市民26人に、加工肉や日用品といった返礼品合わせて35件を誤って送付していたことがわかりました。誤って送付した返礼品の金額は送料も含めおよそ15万円に上ります。
一関市が利用している納税ポータルサイトの一部では、市民が寄付の申し込みをした際にも返礼品が選択できる仕組みとなっていて、そのまま発送が行われたということです。
一関市は「市民の寄付者に対して返礼品の有無のチェックを徹底し、再発防止に努める」としています。