6月4日に岩手県陸前高田市で開催される全国植樹祭に向けて、釜石海上保安部に海上警衛本部が設置されました。

 2日は第二管区海上保安本部の山戸義勝本部長が釜石海上保安部の職員20人を前に訓示し、「植樹祭の理念に津波からの復興の姿を国内外に発信するとある。成功に貢献することはこの理念に通じる」と述べました。
 海上警衛本部は去年12月の準備本部立ち上げ以降、これまで情報収集といった事前の作業を進めてきました。植樹祭の当日は釜石海上保安部を中心に艦船と航空機などで海と空から不審者の侵入や不審物の発見といった不測の事態に備えます。
 また会場周辺の漁港施設などのパトロールも強化することにしています。

(釜石海上保安部 虻川浩介部長)
「我々釜石海上保安部は(地元の)地の利を生かしまして、地域の皆様方に協力を仰ぎまして警衛に万全を期していきたいと考えております」

 全国植樹祭は天皇皇后両陛下のご臨席のもと、6月4日に陸前高田市の高田松原津波復興祈念公園で行われます。