今年は桜が記録的な早咲きとなり、青森県内の名所もすでに葉桜となっています。そのなか雪深い八甲田山系は里とは別世界、まだ春スキーが楽しめます。さらに、中腹では春の花々も姿を現し八甲田ならではの癒しのひと時を楽しむことができます。

※レポート 市川麻耶キャスター
「八甲田のふもとにある谷地温泉周辺では、春の風物詩ミズバショウが咲き始めています」

八甲田山系の標高約780メートルにある谷地温泉周辺。湿原では雪解けを待ちかねたようにミズバショウが咲き始め、水面に純白の姿を映しています。八甲田の中腹はいま、白一色に染まった冬から春色に染まり始めています。

雪が消えた場所に、咲き誇る花。キクザキイチゲです。山を歩いている時にこんなに小さくて可憐な花を見つけることができたら、幸せな気持ちで心が満たされます。

※県外からの観光客は
「たまたまそこにいっぱい咲いていたからちょっと(車を)停めて写真を撮ろうかととっても綺麗ですねかわいい」
「弘前城の桜をめがけて来たんだけど。市川・早咲きですものね。それに見合うように違うお花を見ようかなと思って」

中腹では春の息吹を感じられる八甲田も山頂ではまだ、季節の移り変わりは進んではいないようです。枝先に長く伸びた氷。氷点下の厳しい冷え込みで生まれる霧氷(むひょう)です。

標高およそ1320メートルの八甲田ロープウェー山頂駅では、この日、午前10時でも気温はマイナス2.4度、里とは別世界です。

※長崎からの観光客は
「弘前に桜を見に行った。残念な状況でしたけど。このような風景は長崎では雲仙くらいでしか見られない」
※大阪からの観光客は
「めちゃめちゃきれいでびっくりしました。思いのほか寒いです」

※レポート 市川麻耶キャスター
「少し風は強いですが、青空も広がっていて春スキー日和です」

今年は雪解けが早く山頂駅の積雪はいつもの年より少なく50センチほどで、春スキーはシーズン最終盤。訪れた人は清々しい表情で雄大な景色を眺めながら雪の感触を満喫していました。

※横浜から訪れた人
「景色良くて何度も来たいところです。ここで見える景色と裏側で全然違うので自然の中を滑れるというのがゲレンデと違っていい」

八甲田の山肌はこれから日を追うごとに新緑への衣替えが進み、また、違った癒しのひと時を届けてくれます。