長野市の繁華街、権堂(ごんどう)に大型マンションの建設が進められています。
「商売の街」として栄えてきた権堂。
その街の姿が今大きく変わろうとしています。

地上17階建て。
112戸が入る大型マンションが、2025年、長野市の中心市街地に誕生します。

「デュオヒルズ長野権堂マンションギャラリー」。
長野市鶴賀権堂町(つるがごんどうちょう)に27日にオープンした、マンションのモデルルームです。

コンセプトやデザインを女性が手がけ、豊かな緑を重点的に配置し、繁華街でありながら落ち着いて暮らせる環境を目指しています。

「こちらがリビングダイニングになります。94平米のお部屋をご用意しておりますので、20畳越えのものとなっています」

部屋のタイプは2LDKから4LDKまでの15種類を用意。

最上階の17階には、100平方メートルを越えるプレミアム仕様の4戸を用意し、価格帯は3000万円台から1億円台を予定しています。
(フージャースコーポレーション牧美月(まき・みづき)さん)
「住まう人に特別感を感じてもらえるようなマンションとなればと思いつくらせていただいている」

マンションの建設が進むのは、権堂アーケードのすぐ南。
周辺には2022年にオープンした綿半スーパーセンターや、長野電鉄の権堂駅があり、長野駅も徒歩圏内と利便性が高く、早くも多くの問い合わせがきているということです。
(牧美月さん)
「徒歩圏内で何でも揃うなというのが私どもの印象。資料請求も500件ほど頂戴していて、市内の地元の皆様の期待もすごく感じている」

1961年、長野県内で初めてとなるアーケードを構え、長野市の商いの中心として栄えた権堂商店街。

1998年の長野オリンピックの時には、人の波で先が見通せないほどの賑わいを見せました。
それから25年が経過。

権堂商店街協同組合の理事長を務める市村信幸(いちむら・のぶゆき)さんは、「街の変化」を感じています。
(市村信幸理事長)
「お店をやめたり休業したり結構お店が変わっている。ものすごく寂しいです」
郊外への大型店の進出や後継者不足などで店の休業や閉店が相次ぎ、商店街の組合の加盟店はここ30年ほどで20店舗以上減少。

新型コロナの影響も重なり、商店街は厳しい状況に立たされています。














