アフリカ・スーダンの軍と準軍事組織は、停戦をさらに72時間延長することで合意しました。また、現地からは新たに、日本人とその家族合わせて5人が退避したということです。

スーダンで衝突を続ける軍と準軍事組織「RSF」は現地時間の28日午前0時から新たに72時間、停戦することで合意しました。

25日から続いていた停戦期限の直前に延長に合意した形ですが、これまで、停戦期間中も両者の衝突は収まっておらず緊張は続いています。

こうした中、周辺国のジブチに滞在する武井外務副大臣は27日、スーダンから新たに日本人4人とその家族1人がカナダ軍の輸送機でジブチへ退避したと明らかにしました。

武井外務副大臣
「先ほどメディカルチェックをしたが、特に問題なかった」

日本人4人のうち2人は子どもで、健康状態は良いということです。

外務省によりますと、スーダンから退避した日本人とその家族はあわせて65人となりました。

また、関係者によりますと、ジブチに滞在している日本人とその家族のうち、希望者についてはチャーター機で28日に日本に向け出発する予定で、日本時間のあす朝、到着する見通しです。