防府市の高齢の女性が、ウソの電話で3050万円をだまし取られました。
うそ電話詐欺の被害額は今年に入って最大です。
警察によりますと、去年9月、防府市内の80代の女性宅に実在の会社を名乗って老人ホームの名義貸しを依頼する電話がありました。
その後、「名義貸しは犯罪」「刑務所にいくようになる」などと弁護士や警察官を名乗る男らから次々と電話があり、現金を送るよう求められました。
女性は、1か月あまりの間に9回にわたって現金合わせて3050万円を東京のアパートの住所に宅配便で送ってだまし取られました。
犯人は送り状に「食品」などと書いて送るよう指示していたということです。

今年に入って、別の似たような電話がかかってきたことから、被害に気づきました。
被害額は今年に入って最大で、警察は「知らない人からの金を要求する電話は詐欺として警察に届け出てほしい」としています。














