2つの四角形が繋がった形で全長は約50mと県内で最大規模です。

前方部は幅約20mで長さは25m。後方部は25m四方です。周りには幅約8m、深さ1mの溝が掘られています。

Q:このあたりはどのような場所ですか?
中央市教育委員会 今村直樹さん:
ここは古墳の周りに掘られた堀の中になります。この中を調査しているとこういう土器の破片が沢山出てきています。

大量の土器の破片…さらに…

今村さん:
今、前に見える四角い穴が古墳時代の住居の跡になります。大体4世紀の後半くらいになる土器が出土していますが、これは台がついた煮炊きする甕になります。この古墳の真ん中くらいに炉の跡があったんですけど、そこで使われていたものと思われます。

4世紀中頃以降のものとされる『S字がめ』や『台つきかめ』の破片が数多く出てきたのです。

今村さん:
これまで中央市で大塚古墳という古墳が5世紀の後半ということで古い古墳と言われてきたが、もしかしたらこの古墳はそれよりも100年近く古い古墳になるかもしれないことがわかりました。