これまで県内の『前方後方墳』は4世紀前半の甲府市の小平沢(こびらさわ)古墳が唯一とされてきましたが、今回の発見で当時この辺りは甲府周辺とは別の有力者が支配していた可能性が出てきたのです。

中央市教育委員会 今村直樹さん:
今までの中央市の歴史、古墳時代の歴史を変えるような発見だと思います。
実は『二子塚古墳』の存在は地元では古くから言い伝えがありました。
代々この地に住んでいる田中恵美子さんは古墳の存在を祖父から聞いていたと言います。
この地域に住む 田中恵美子さん:
あそこは昔、古墳があってなという話は聞いていた。おじいちゃんが出かける時に「小玉塚へ行ってくるから」っていつも言うんですよね。「ところで小玉塚ってどこ?」と聞くと「小玉塚はウチで一番広い畑だ」って言うんですよ。

まさにその畑の下20cmから60cmのところからこの『二子塚古墳』が発見されたのです。
地域の歴史をまとめた豊富村史にも…。