盗撮したにも関わらず…「リスケしていいですか?」
さらに今回、取材班は驚くべき盗撮の実態を目の当たりに!

4月初旬、千葉県内のとある駅。多くの通勤・通学客が行き交う時間帯ともなると、エスカレーターはまさに過密状態。前後の距離も自然と近くなっています。
午後7時すぎ、そこに現れた女子高生。その後ろを1人の男がついていきます。
捜査員「(男)のぼる感じです」
過密状態のエスカレーターへ。男は女子高生との距離を徐々に詰め、真後ろに立ちます。

不審に思った捜査員の1人が様子を確認すると…男の手にはスマートフォン!スカートの至近距離です。
ーー警察です。ちょっと(スマホ)見させてもらってもいいですか?スマートフォンを(スカートに)向けているように見えちゃったの。ごめんね。言われているけど、なんかある?
男「やりました」
ーーやった?
男「はい」
ーーわかったわかった。じゃあちょっと画像だけ見させて。
男の同意を得てスマートフォンの中を確認すると、スカートの中を撮影したと思われる映像…あの瞬間、女子高生を盗撮していたのです。

ーー女の子いつ見つけたの?
男「あっちの駅から歩いてくる途中です。エスカレーターだったらできるかなと思って」
この春、大学に入学したばかりの若者。
男「親とかにいかれます?学校にもいきますか?」

ーーとりあえずお前よ!学校とかの問題じゃなくてよ!そこじゃねえだろ!
男「リスケしていいですか?」
ーーダメに決まってんだろ!お前よ!
男「(スマホを)返してもらえますか、今日中に」
被害者がいるのにも関わらず、案ずるのは自分の身ばかりです。
新生活を迎える春、スマートフォンがより身近になったせいでしょうか?取材中、若い世代が盗撮に手を染めてしまうというというケースは他にも…

ハリコミ取材班が同行した2週間で検挙された盗撮犯は6人。鉄道警察隊は目を光らせています。