山口県の村岡嗣政知事は25日、定例会見で対話型人工知能・チャットGPTについて「大いなる可能性を持っている」と述べ、県で活用していく考えを示しました。

村岡嗣政知事
「さまざまな効率化を図っていく、地域の課題を解決していく、新しいサービスを作っていく。さまざま生かしていける大いな可能性を持っていると思っています」

村岡知事はインターネット上のデータを学習し、質問に文章で回答する「チャットGPT」を県でも活用していく考えを示しました。村岡知事はデジタル推進局に、「AI活用検討チーム」を設置し、リスクを無くすためのシステム作りを検討していくということです。

チャットGPTを使ったという村岡知事は…。

村岡嗣政知事
「県の観光のいいキャッチフレーズを20個ぐらい考えてくれっていうと、20秒ぐらいで20個ぐらい出てくるんですよね。なかなかいいやつがあるんですけど、ここで危ないのはどこかで使われているものが、そのままかもしれませんし、有名なコピーライターが作ったものかもしれない」

「チャットGPT」は利便性がある一方で、情報漏えいや個人情報の流出のリスクが指摘されています。県では根拠や正確性を確認してから活用することや、対外的な公表資料などには使わないなどのルールを定め、今後各部署で課題の洗い出しをしていくということです。