対話型人工知能「チャットGPT」について、山口県岩国市では、活用の方向性をさぐるための実証を来月にも始めることにしました。


チャットGPT、対話型AIはインターネット上の情報をもとに、人間が書くような自然な文章を生成できるのが特徴です。

業務の効率化が期待できるとして、神奈川県横須賀市が試験導入を始めたほか、
活用を検討する省庁もあります。


岩国市でも活用について検証を始めることを明らかにしました。


福田良彦・岩国市長
「このAIの技術の活用は
業務の効率化とかサービスの向上には大きな可能性を秘めていると
私は感じています」

福田市長は活用に向けた実証を、4月から新たに発足したデジタル改革担当の部署に指示しました。


チャットGPTは、利便性がある一方で情報の正確性や思考力の低下、個人情報の流出などを懸念する声もあります。

そのため岩国市では、個人情報にかかわる業務には使わないなどルールを決めた上で、各部署で使って結果や感想を取りまとめ、運用を検討します。


5月にも検証を開始し、およそ1か月間続けるということです。