停戦合意の発表後も「完全なる停戦」はまだ

アメリカやイギリス、ドイツやエジプトなども自国民の退避を実施。

フランス政府も自国民ら388人を退避させ、その中には日本人も含まれると明らかにしました。

トルコの国営通信は、トルコ政府が自国民らを退避させた車両に日本人が含まれていると報じました。車両はエチオピアに向けて出発したということです。

スーダンでの軍事衝突ではこれまでに420人以上が死亡。軍と準軍事組織「RSF」の双方は3日間の停戦合意を発表しましたが、24日、日本時間の午後1時、期限を迎えました。

NPO法人ロシナンテス代表 川原尚行さん(YouTubeより)
「今、4月23日、ちょうど籠城して9日目。散発的な爆発音、攻撃する音などが聞かれるし、窓から外を見上げると実は爆撃機が飛んでいたということも。なかなか完全なる停戦とはなっていない」

一方、スーダンで教育支援に携わってきた別の日本人男性は…

JVC(日本国際ボランティアセンター) 今中航さん
「国際社会もスーダンの中で何が起こるのか見えないという状態は、(現地の人にとって)すごい恐怖だと思う」

現地では、「RSF」によるものとみられる刑務所の襲撃も目撃されているといいます。

JVC(日本国際ボランティアセンター) 今中航さん
「やっぱり子供たちにとっては教育というものが将来のために本当に欠かせないものになってくるので、(そういった支援の)火を消さないようにしたいなと思っています」