24日に投票が行われた衆参補欠選挙。山口県内は2つの区で自民党の新人が勝利しましたが、全国をみると自民党の4勝1敗でした。岸田総理は「今は解散を考えていない」と発言しましたが、次の「解散」は山口県の政界にとって大きな意味を持ちます。

小選挙区の定数の10増10減により、山口県の選挙区は1つ減ります。今回の補欠選挙で自民党2人が当選し、4つの選挙区で自民党が議席を独占しました。1区は高村さん、2区は岸さん、3区は外務大臣の林さん、4区は吉田さんです。

この現職4人で3つの議席を巡り、候補者調整が進められることになります。注目されるのは3区の林さんの動向。出身地の下関市を含む新3区に立つとの見方がある一方で、今の拠点である宇部市がある新1区となる可能性もあります。

小選挙区制になって県内の選挙区が減るのは初めてで、調整が難航することも予想されます。