ライブQのコーナーです。今回のクエスチョンは「動物園からゾウが消える?」先週、静岡市の日本平動物園のゾウ「シャンティ」が死んでしまって、日本平のゾウは「ダンボ」1頭のみになってしまいました。さらに、ダンボも推定56歳で全国2番目に高齢です。危機感を持つ静岡市の田辺市長は新たなゾウの受け入れに積極的な考えで「日本平でゾウのファミリーを迎え入れる」と3年前の選挙の公約にも掲げていました。では、その進捗はどうなっているのでしょうか?
先週土曜日に設置されたアジアゾウ・シャンティの献花台。50年もの間、日本平動物園で過ごした人気者の死を惜しんで多くの人が訪れていました。
<来園者>「悲しいです。でも、シャンティはきっと生まれ変わってくる」
時に、静岡浅間神社でお参りをしたり静岡まつりのパレードに参加したり、日本平動物園の元祖アイドルと言えるシャンティ。2020年、田辺市長は、およそ27億円をかけてタイから新たに4頭を輸入し、新たなゾウ舎を作る計画を明らかにしていました。
<過去の田辺市長の会見>「迎えたファミリーから新たな命が誕生すれば、新たな命の大切さとそこに育まれる自然の雄大さを感じることができる」
しかし、海外からゾウを受け入れるのは容易なことではありません。ワシントン条約は絶滅の恐れがあるため、ゾウの研究以外での取引を禁止している上、コロナ禍で海外への移動が制限される中、諸外国との交渉が十分にできない状況です。田辺市長は5月13日の定例会見でタイとの交渉は現在は止まってしまっていて、生態系維持への議論の高まりからゾウの輸入には、今後も厳しい状況だと語りました。
<静岡市 田辺信宏市長>「動物がその土地で、その生態系の中が住むべきという主張が支配的になっている。そういう中で国境を越えてゾウを輸入するのは非常に難しくなっている」
注目の記事
“あと1個”や“残り1分”「ダークパターン」の可能性、“ひっかけ型”で定期購入も【Nスタ解説】

【最新】事故から2週間...下校中はねられた女子中学生は未だ意識不明 ドライバーは "停車した車" を追い越し若い命が危険に...「危険運転」とは何か 事故の状況からわかるその恐ろしさとは(山形・酒田市)

「胸がなくても大丈夫」乳がん公表の梅宮アンナさん…闘病から電撃結婚までを語る 家族への願い「変わりなく接してほしい」

【初密着】110番通報を受ける『大阪府警・通信指令室』 約2割は"迷惑通報"など緊急性なし「何千回も同じ内容でかけてくる」 それでも府民の命を救うため「どんな声にも耳を傾ける」

「謎の光る帯」上空で目撃 明け方に揺れるその正体は…専門家に聞いてみると 鹿児島・姶良市

今シーズン「ノロノロ台風&迷走台風」多発か さらに勢力は去年より増す可能性も 海水温の上昇だけでなく“偏西風”にも理由があった 備えるため「予報円」正しい理解を tbc気象台
