アフリカ北東部のスーダンで、軍と準軍事組織の戦闘が続く中、軍は、外国人の国外退避を支援すると発表しました。

スーダンで続く軍と準軍事組織「RSF」の戦闘では、これまでに400人以上が死亡しています。

こうした中、スーダン軍は、22日声明で、各国の外交官や民間人の国外退避に向け必要な支援を行うと発表しました。

避難を求めるすべての国の外交官らの退避が近く始まるとしていて、「アメリカ、イギリス、フランス、中国は、首都ハルツームから軍用機で外交官や自国民を退避させる」ということです。

声明では、サウジアラビアの外交官らはすでに陸路で紅海沿岸のポートスーダンまで移動し、空路で退避したとしています。

また、サウジアラビアメディアは、スーダンから退避してきた人々を乗せた船が、国内の港に着いたと報じていて、サウジ政府は、退避した国民と友好国の国民が到着したと発表しました。

外国人の退避をめぐっては、軍の発表に先立ち、「RSF」も空港を開放する準備があると投稿しています。

日本が、現地の日本人の退避のため派遣した自衛隊の輸送機などは、日本時間のきょう未明までにスーダンに近いジブチに到着しました。