株?NISA?投資信託?FX?…

喜入キャスター:
資産形成の選択肢で言いますといろいろありますよね。
NISA、貯蓄、株式、投資信託、不動産投資、FX、仮想通貨、いろいろありすぎるというか。どれから手をつければいいのでしょうか。

経済ジャーナリスト 後藤達也 氏:
いろいろありますけど、NISAとかiDeCoっていうのは制度なんですね。NISAを買うではなくて、NISAというお得な制度を使って、例えば株を買ったり、投資信託を買ったりっていうことですね。
初心者の方に関しては、基本的にはNISAを活用して、投資信託を積み立てとかで長期で買っていくってのが一番基本線かと思います。これはやりやすいですし、比較的リスクは低いですし、何よりも手があまりかからないっていうところなんですよね。山本さんは手続きが面倒だったかもしれないですけど、いろいろある中で比較的楽で、例えばもう毎週一生懸命勉強しなきゃいけないとか、ものすごく資産管理しなきゃいけないというわけではなくて、ほとんどほったらかしておいて、毎月1万円とか少しずつ積み立てていくっていうこともできるので、入口としてはNISAを通じて投資信託を買うっていうのが一つのやり方かなと思いますね。

山本キャスター:
手続きの壁を越えなければいけないわけで。

経済ジャーナリスト 後藤達也 氏:
そこは越えてください。

投資にはリスクも注意すべき点は?

山本キャスター:
やはりNISAであってもリスクはもちろんあるわけじゃないですか。最近では、スイスの金融大手クレディ・スイスの金融商品が無価値になったというニュースもありますけれども、何に注意すべきですか?

経済ジャーナリスト 後藤達也 氏:
やっぱり株を買ったりすると、値下がりするリスクというのは必ずつきものなんですね。特に去年は、結構アメリカ株が下がったりしたんですよね。なので値下がりしてしまうということを理解した上で、極端にリスクを取り過ぎてしまうと大きく損してしまったりですね。それこそ日々の値動きが気になっちゃって仕事が手につかないみたいなことも起こりかねないので、初めのうちは少しずつ始めていくっていうことが大事かなと思いますね。
あともう一つ投資を知らない人が始めるにあたって注意しておくべきことは、投資詐欺みたいなものがやっぱりあるので、すごく儲かるだとか、元本保証で利回りがすごく高いというような、何か美味しい話のようなものっていろいろ聞こえてきたりするんですけど、なかなかそんなに美味しい話ってないんですね。NISAみたいな税を優遇するというのは明らかに安全な話かもしれないですけれども、いろんなところでリスクはつきものですので、なんかちょっと話がうますぎるなとか、よくわからないいないなっていうものにはあまり手を出さないように注意して見ていくことが大事かなと思います。

山本キャスター:
リスクがあることを踏まえた上で、少しでもおかしいなと思ったら踏みとどまるのも大事かもしれないですね。