入管施設に収容されていたクルド人男性が、職員から暴行を受けたとして国に損害賠償を求めた裁判で、東京地裁は国に対し、22万円の賠償を命じる判決を言い渡しました。
「やめて、痛い、痛い」
トルコ国籍のデニズさん(44)は茨城県の入管施設に収容中の2019年1月、大声をあげたことを理由に、入管職員によって別室に連行され暴行を受けたとして国に賠償を求めていました。
デニズさん
「夢の中にスタッフ(職員)出てくる。心は傷ついている。治らない」
きょうの判決で東京地裁は、デニズさんが抵抗した際に職員に足が当たるなどしたことから、別室に連行した行為などは違法と認めませんでした。
しかし、職員がデニズさんのあごの下の「痛点」をおよそ20秒押した行為は違法と認定。デニズさんが「痛い」と叫んだことを理由にさらに押さえ続けたことなどは「合理性を欠く」として国に22万円の賠償を命じました。
デニズさんは少数民族クルド人で、トルコでは迫害を受ける恐れがあるとして難民申請を続けたものの認められず、「仮放免」という形で都内で暮らしています。
デニズさん
「私は生きるために日本に来たんですけど、生きる気持ちはなくなった。私たちは人間です。暴行はやめてほしい」
国会では現在、入管難民法の改正案が審議されています。
デニズさんの弁護士は、判決後「依然として入管施設内の処遇に問題があり、法案には反対せざるを得ない」と話しました。
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