苦しめられた「繰り返す余震」
熊本市に住む成松美穂(なりまつ みほ)さん(60)7年前、自宅で被災しました。
成松美穂さん「呆然としました」「もう何が何かわからないくらい」

家は半壊し、隣の小屋は完全に崩れました。そして、成松さんを苦しめたのは、『繰り返す余震』です。

成松さん「あの余震を誰かお願いだから止めてくださいという思いがいっぱいだったですね…」

不安と恐怖に押しつぶされそうなとき、支えとなったのが…
成松さん「あそこに、サーチライトですかね。24時間工事されてるんですよ」
地震直後から堤防の復旧にあたる工事関係者の存在でした。

成松さん「真っ暗なところにずっとそこに電気がついて、誰かがいらっしゃるというのが励みになって」
こうして不安な日々を乗り越えた成松さん。防災の意識が強くなったといいます。
どこからでも逃げられるように、玄関だけでなく居間にも靴を準備。

また、車の中には…
成松さん「トイレットペーパーとかタオルとか、紙コップですね」

成松さん「熊本地震を経験したから、こういうことできるのかなと思いますね」
