業種を超えたつながりを育んでもらおうと、新入社員の歓迎会が19日、山口市で開かれました。

新入生代表のことば・オオバクリエイティブ繁松莉佳さん
「若さとチャレンジ精神で何事にも積極的に取り組んで参ります」

会は山口市内に就職した新入社員を歓迎し、ほかの業種の人と交流を深めてもらうことが狙いで、市と商工会議所などが毎年開いています。52回目の今年は、22の企業や団体から49人が出席し、伊藤和貴市長が「若いエネルギーで何事にも積極果敢にチャレンジして欲しい」と激励しました。

人材コンサルタントで、mixにも出演している小林洋子さんの講演もあり、社会人に必要なコミュニケーション能力を学びました。

山口そうごう自動車学校・吉田めいさん(福岡県出身)
「県外出身で山口に友達が全然いないなので、この会でいっぱい友達つくりたいです」
西京銀行・上本貴大さん
「業界の幅だけじゃなく、いろんな業界の人と交流できるので、いろんな知識だったり、コミュニケーション取りながら交流をはかっていきたいと思ってます」

交流会では、コロナ禍は出来なかったグループ活動も再開されました。新入社員たちの交流の輪が広がったようです。

今年の新入社員の多くは2000年以降に生まれ、幼いころからインターネットに触れながら過ごしてきたいわゆる「Z世代」です。歓迎会の会場で社会人生活について聞いてみました。

ホテルニュータナカ・西山和輝さん
「もともと専門学校に通っていて、サービスの専門学校とか行ってたんで、実践できて楽しいですね」

働くことが楽しいそう。新型コロナの影響は感じているのでしょうか。

西山さん
「あまりマスクは関係ないかな。会話の中で仲良くなったりするので、あんまり表情見えなくても、目を見てしゃべれば」

こちらの女性は社会人になって、少し意識が変わったそう。

県予防保健協会・田中香乃さん
「今まで学生時代とか、ニュースを意識して見ていなかったんですけど、上の世代の人とお話するとなると、意識していろいろ見て、それを会話につないでいったほうがいいのかなって意識はしています」

葬儀などを行う会社で働く女性からは、業界ならではの意見も。

大隅・森村光理さん
「宗教とか覚えなくちゃいけないんで、そういうのは難しい。くらい感じなのかと思っていたんですけど、全然そんなことはなかったです」

2週間でみなさんいろんな思いを抱いているようですが、最後になりたい社会人像を聞きました。

トヨタモビリティパーツ山口支社・林亮太さん
「会社ですとか、地域に貢献できる戦力に早くなりたいと思います」
西京銀行・上本貴大さん
「来年から入ってくる後輩たちに憧れられる、こんな風になりたいと思ってもらえる行員になりたいと思います」