長野県議会の新たな会派の構成が固まりました。

動向が注目されていたこれまでの第3会派=「県民クラブ・公明」は3つに分かれ、保守系の無所属議員からなる新会派「新政策議員団」が発足しました。

4月9日の選挙で、57議席の顔ぶれが決まった長野県議会。

19日が所属する会派の届け出期限です。

当選した9人の動向が決まっていなかった「県民クラブ・公明」は、19日午前中に団会議を開いて今後について協議しました。

その結果、議席を4から5に増やした公明党所属の議員は「公明党長野県議団」を結成し、独自色を強めることを決定。

一方、1人が今期で引退し、4人となった県民クラブには大きな動きが…。

北安曇の宮沢敏文(みやざわ・としふみ)議員1人を残し、佐久の小山仁志(こやま・ひとし)議員と上伊那の清水正康(しみず・まさやす)議員が、さらに19日午後になって茅野・富士見・原村の小池久長(こいけ・ひさなが)議員が脱退します。

その3人が、松本市の百瀬智之(ももせ・ともゆき)議員と小林あや議員、さらに長野市のグレート無茶(むちゃ)議員、大町市の奥村健仁(おくむら・けんじ)議員とともに新会派を結成。

保守系無所属7人が参加する「新政策議員団」として届け出ました。

一方、立憲民主党や社民党の党籍を持つ議員が多い第2会派「改革・創造みらい」は、改選前の12人から13人に増え、新たに「改革信州」を結成。

中野・下高井の小林東一郎(こばやし・とういちろう)議員が代表に就きました。

このほか「自民党県議団」は改選前の26人から24人に減り、「共産党県議団」は5人から6人に増えました。

無所属は1人です。

選挙後、初めての臨時県議会は、5月9日に招集されます。