岸田総理の演説直前に爆発物が投げられた事件で、容疑者が所持していたリュックサックの中から粉末の入った小瓶や液体入りの水筒などが見つかったことがわかりました。

今月15日、和歌山市の漁港で岸田総理に向かって爆発物を投げ、逮捕・送検された木村隆二容疑者(24)。警察によりますと、事件当日に押収した容疑者のリュックサックの中から、液体入りの水筒と粉末のようなものが入った小瓶、およそ30センチ四方で厚さ2ミリほどの金属板などが見つかったということです。

また、木村容疑者が取り押さえられた際、持っていたとみられる銀色の筒について、暴発しないよう17日に処理が行われたということです。

警察は今後、水筒や筒などの中身の鑑定を進め、成分などを特定する方針です。