調理のプロへの一歩を踏み出します。
山口県山口市の高校の調理科の生徒が、包丁の研ぎ方を学びました。
包丁の研ぎ方を学んだのは、中村女子高校の調理科の1年生およそ30人です。
木村那津美アナウンサー
「包丁の歴史や研ぎ方を学んだ後は、いよいよ実践です。ちょっとぎこちない手つきですが、うまく出来るんでしょうか?」

調理師にとって包丁は「命の次に大切な道具」と言われています。
調理師としての心構えを知ってもらおうと、毎年、新入生を対象に行われています。

学んだ生徒は
「(研ぐ)角度があんまりいまいちわかってなくて、(角度を)つけるのが難しいかなって」

「難しいです。刃かえりを探すのが難しい」

“刃かえり”とは研いだ刃と反対の刃先にできる、金属のめくれあがった部分のことです。
研ぎ終わりのサインの1つで、指の腹で触って確認するのですが、生徒たちはその感覚が難しかったようです。

授業を担当した有限会社末廣 川口雄一郎社長
「この3年間だけじゃなくてもこの先ずっと使っていけるものなので、
道具を大切にしてですね、包丁は食の基本だと思っておりますので、
大切に扱っていただきたいなと思います」
生徒たちは研いだ包丁を使って、来週、初めての調理実習に臨みます。














