小学6年生と中学3年生を対象にした全国学力テストが、18日山形県内でも行われました。
今年は、日常生活と結びつけて、問題を解決していく力を試す問題が多く見られたようです。

今年の全国学力テストは、山形県内では小中学校合わせて351校の小学6年生と中学3年生、およそ1万7千人を対象に行われました。
小学6年生は国語と算数、中学3年生は国語と数学、それに英語のテストに臨みました。
今年の問題には、どんな特徴があるのでしょうか。

県教育局義務教育課・佐藤紀之課長補佐「昨年度に引き続きですが実生活のさまざまな場面で活用する力や課題解決するための力を立体的に問うような問題が出されている」

6年生の算数のテストでは、学校にあるようなイスを重ねていくことで、イスの数と高さを考える問題が出されました。


県教育局義務教育課・佐藤紀之課長補佐「イスを重ねた場合、単純に(高さが)2倍にはならないので、(イスを)重ねた部分に着目することが実生活のなかでも大事になってくると思う」
また、昨年度に山形県内で実施された全国学力テストの結果は、6年生の算数の正答率が全国平均よりも低かったことから、授業では、評価問題に取り組むなど力を入れてきたということです。
県教育局義務教育課・佐藤紀之課長補佐「様々な見方で解き方があるなどお互いに認めていくことで多様な考え方が身についていくと思う」
大切なことは、学校での学びを普段の生活に生かしていくこと。
今年の調査結果は、7月下旬に公表される見込みです。















