木材などの天然由来素材=バイオマスによる脱石油社会の実現と森林資源の活用を目指す研究拠点が石川県の金沢大学に完成し、18日に記念式典が行われました。


このバイオマス・グリーンイノベーションセンターは、大阪の大手化学品メーカー、ダイセルから資金提供を受け完成したもので、民間資金を活用した産学連携での施設としては国立大学で最大級です。
センターでは海洋生物に影響を与えている極めて小さなマイクロプラスチック問題を解決するため、木材を溶かす新技術を使って分解されやすい、プラスチックに替わる商品を作るなど、循環型社会の実現を目指す研究が行われます。

木材を使うことで森林資源の活用も図られるバイオマス研究。

大学や企業が、業種や専門の壁を越えた自由な交流を通して、自然環境にやさしい新たな価値を生み出そうとしています。