重いものをラクに持ち上げられる「アシストスーツ」
電動式の本格的なものは高くて手が出ませんが、非電動式で、日常でも使いやすそうなものも発売されています。

ワークマン発!背筋の使用を38%抑えるアシストパワースーツ

今年2月、作業服メーカーの「ワークマン」がアシストスーツを発売しました。建設現場などから注目されているこのスーツの特徴を、広報部の伊藤磨耶さんに伺いました。

株式会社ワークマン広報部・営業企画部 伊藤磨耶さん
「今回開発した商品は、装着することで体への負担を軽減するようなスーツを開発しました。作業現場で使われるような『ハーネス』のように、ベルトを体に巻きつけるタイプになっています。体をかがめたときに、ベルトが収縮する力を補助にして荷物を軽く持ち上げることができるようになっています」

―具体的にはどの程度の効果があるのでしょうか?
株式会社ワークマン広報部・伊藤さん
「背筋の使用率が、約38%以上軽減されます。簡単にマジックテープで着用できるので、私も着用してダンボール持ってみたんですけど、そのまま、スクワットしたくなる感じのような軽さでしたね。腰が楽、屈伸が楽です」

ワークマンの「アシストパワースーツ」

アシストスーツと聞くとモーターを使ったロボットのようなものを想像しますが、全身のベルトが伸び縮みすることで負担を軽減してくれるサポーターのようなものです。見た目はちょっとゴツめの「おんぶ紐」のような形。両肩から腕を通し、さらに骨盤にコルセットを巻いて使います。

ワークマンの「アシストパワースーツ」を使ってみた

というわけで使ってみました。使い方は・・・

1=床に置いてある段ボールを持ち上げるために、かがみます。

2=かがむと、背中がまるまって、「肩」から「腰」、「太もも」にかけてのゴム製のベルトが、縦方向に伸びます。さらに、骨盤ベルトが腹筋をグッと補強して、腰にかかる力をサポート

3=荷物を持ち上げるとゴムが元に戻ろうとする力が働いて、スッと持ち上がります

ワークマン店頭などで購入でき、サイズはS、M、L (男女兼用) 価格は9800円(税込)
電気式でないので、かなり安く入手可能です。
建設現場や、倉庫の品出しをする人、介護の現場(床からの起こし上げなど)など、中腰で作業するような現場から引き合いが多いようです。