18歳・19歳が特定少年と位置づけられることになった去年4月の少年法改正。これにより18歳・19歳が少年院ではなく刑務所に入所する例が増える可能性があります。そんな中、改正をきっかけに刑務所では「若い受刑者に教育を受けさせる」という新たな取り組みが始まっています。その現場を取材しました。
刑務所で行われる授業 取材した日のテーマは『暴力について』

埼玉県川越市の川越少年刑務所。ここでは犯罪傾向が進んでいないとされる主に26歳までの約600人が服役しています。
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ここは犯した罪を償うための刑務所です。しかし去年9月から更生に向けた新たな取り組みが始まっています。
(受刑者)「気をつけ、礼。よろしくお願いします」
(受刑者らに話す教官)「きょうの目標は、暴力を振るいやすい状況や状態について考える」

取材した日に行われていたのは授業。テーマは『暴力について』で、ストレスを感じたときの対処法を共有していきます。
(受刑者)「話すのが面倒くさくなったり、人の話を聞くのが面倒くさくなったりしたら、ストレスが溜まっている」
(教官)「そういうときには具体的にどう対処してきました?」
(受刑者)「ないです。時間の経過ですね」
(教官)「時間に任せる?」
(受刑者)「そうですね」
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(受刑者らに話す教官)
「皆さんには(ストレス軽減法を)10個くらい、この所内にいる間に作ってほしい」














