カラスの巣作りシーズンに入る中、停電の原因にもなる電柱に作られた巣の撤去作業が13日、金沢市内で行われました。
作業が行われたのは金沢市田上本町の田上変電所近くの電柱。高さおよそ13メートルの位置にあるカラスの巣の撤去作業が行われました。
北陸電力送配電はカラスが巣を作る時期となる2月中旬から5月下旬にかけて、毎年巣の撤去作業を行っています。
13日は作業員2人が高所作業車に乗り、配電線に停電対策を施した上で電柱に作られた巣と中にある卵を撤去しました。

北陸電力送配電によりますと、石川県内では去年、鳥害による停電事故が10件あり、撤去した巣は5314個に上るということです。

作業には昨シーズンから巣を見つけるため、巡視用のカメラの映像を解析するAI機器も試験導入されています。北陸電力送配電は、鳥の巣を見つけた場合に連絡するよう呼びかけています。