1カ月後に開かれるG7長崎保健大臣会合とはどんな会議なのでしょうか。

G7とは日本・アメリカ・イギリス・フランス・ドイツ・イタリア・カナダの主要7か国のことで、一年に一度、各国首脳が集まるサミットで国際的な重要課題について話し合い、その成果を文書にまとめて公表しています。

そして『保健大臣会合』は、国際保健分野の課題について各国の閣僚が話し合うもので、2022年はドイツで開かれ『パンデミックへの備え』や『気候変動と健康』が主な議題となりました。

日本で前回 開催されたのは7年前の2016年で、伊勢志摩サミットに合わせて神戸市で開かれ、会場となったホテルの周辺では 警察などによる厳重な警備が行われました。

今回の開催地となる長崎市について、厚生労働省は『日本における西洋医学伝来の地で、長崎大学を中心に世界の医療、公衆衛生分野の発展に貢献してきた実績を持ち、国際保健分野の諸課題についての議論を行うにふさわしい街』としています。

来月の長崎会合の開催に先立って、ことし1月にはキックオフ会合がオンラインで開かれていて、加藤厚生労働大臣が、今回議論する内容などを各国に提案しました。

会合では各国の出席者だけでなく、多くの海外メディアが来県することも考えられ、長崎の魅力を世界に発信する機会となることが期待されています。