シャッターを切ったら最後。不便ささえ感じるフィルムカメラがなぜここまで若者に支持されるのか。
若者文化に詳しい産業能率大学の小々馬敦教授に伺いました。

産業能率大学 小々馬敦 教授
「出来上がるまでのところでブラックボックス的なドキドキ感があり、その時間を楽しめるってところが他の便利なものにはないところがあるので、あとは時間軸の違い、という所がエモいって言ってましたね。」
大量に撮った写真から選ぶのでも、理想の形に加工するのでもなく、目の前に広がる一瞬の情景を切り取り、ありのままを楽しむ。
不便でごまかしが効かないことに、若者はエモさを感じているようです。

加茂大助 さん
「かげがえのない瞬間はちゃんと重みがある形で残して、自分の記憶の中に現像を通して刻んでいきたいっていうのがあるので、僕はフィルムカメラをこれからも使っていきたい。」