人気を集めているのは、「使い切り」タイプだけではありません。
加茂大助 さん
「(シャッター音)めっちゃ良いな。サクラ綺麗ー」

米子市の加茂大助さん(20)。
米子高専で建築を学ぶ学生で、趣味はフィルムカメラを使った撮影です。
加茂大助 さん
「あ、これです。ニコンのF2って言って。結構可愛いですよね。レトロで。」
相棒は、50年以上前に発売された機械式の一眼レフカメラ。
中古カメラ店で3年前に1万円ほどで購入しました。

加茂大助 さん
「こいつ(フィルム)が1本1500円くらいなんで、取り出すときにまたなんか2000円くらいかかるんで、結構リッチな遊びですよね。」
フィルムの価格は、加茂さんがフィルムカメラを始めた時の倍以上に高騰。
現像にも時間がかかり、撮った写真をスマホのようにすぐに見られませんが、それでも加茂さんを魅了し続けています。
加茂大助 さん
「これ撮ろう、というよりかは、買い物のついでとか、日常的な動きに合わせてカメラを常に持ち出すようにしている。」
加茂さんが日常の何気ない風景を切り取った写真。
情緒漂うものばかりです。

加茂大助 さん
「クリアに映っちゃうデジタル写真に対して、ちょっと温かみがあるのがフィルムだと思っていて、現像までちょっと期間が空くじゃないですか。また現像から返ってきたときに、その場の雰囲気とか記憶とかが、フィルムを現像したことによってよみがえってくる感じが、やっぱいいなぁって。」