大規模黄砂 今後のピークと注意点は
小川彩佳キャスター:
気になる今後の黄砂について、國本未華気象予報士に話を聞いていきます。

國本未華 気象予報士:
今回の黄砂、かなり大規模です。気象衛星で見ても茶色いところがあります。この茶色いところは、ほぼすべて黄砂ですが、2023年は平年より暖かい空気が大陸に入っていたこともあって、砂嵐の大規模なものが起きたということがポイントになってきます。それが12日、13日にかけて日本列島に流れこんでくるかたちになります。

黄砂の予想を見ていくと、大陸からどんどん濃度の濃いものが飛来してきます。11日には北海道ですでに黄砂混じりの雨が降りましたが、12日夜には一段と濃度として濃いものが飛んできます。空もだいぶ黄色っぽく霞むような状況になりそうです。
ピークは14日には過ぎますが、次の黄砂の飛来、続々と来る時期にはなってきています。
小川キャスター:
繰り返し訪れるというなかで、黄砂による健康への影響にも気を付けていただきたいです。

黄砂が体内に入ると、目のかゆみや鼻水といった症状が出る場合があります。
特に注意いただきたいのが…
▼花粉症の方:再発・悪化の恐れ
▼金属アレルギーの方:黄砂の中に金属が含まれるため、アレルギー症状が出てしまう恐れがある
なるべく体内に取り込むことがないように、マスクや手洗い・うがいといった対策を徹底していただくようお願いいたします。

國本 気象予報士:
出来るだけ外にいる時間を短くしたいところですね。
さらに12日、本格的に黄砂が飛んでくる前に雨が降ります。恐らく黄砂が混じった雨になると思います。関東に関しては12日午後にところどころで雨が降る予想です。