12日に大規模黄砂は日本に飛来か 中古車販売店は「あきらめ」

今回の大規模な黄砂は、12日午前中には北海道から九州までの日本海側の広い範囲に到達する見込みで、13日にかけて関東など太平洋側にも飛来すると予想されています。

2006年、東京に黄砂が飛来した時は車のボンネットにもうっすらと降り積もりました。今回、東京で黄砂が観測されれば約2年ぶりとなります。

記者
「青森市にある中古車販売店です。こちらで売られている車も黄砂の影響を受けるかもしれません」

青森市の中古車販売店「グランドオート」では、現在55台の中古車が店頭で売られています。黄砂が飛来すると車が汚れ、洗車をしなければなりません。

グランドオート 戸沼賢美 専務
「黄砂とはいえ天気ですから、仕方がないというあきらめと、やるしかないというだけ。(車は)ずっと汚いままにもしておけないので、少しずつ地道な作業にはなりますけど」

黄砂をタオルなどで拭き取ろうとすると、車体に傷がついてしまうことがあります。まずは水洗いで黄砂を落とします。

黄砂は人体への影響も懸念されます。対策を聞くと・・・

慶友銀座クリニック 大場俊彦 院長
「対策としてはマスクですよね。粒子が小さいですから、できればマスクを二重にする。高機能マスクをすることもあります」

今回は特に濃度の高い黄砂が飛来するおそれがあり、車の運転などにも注意が必要です。