毎月一定の金額で音楽や動画、洋服のレンタルなどを楽しめる料金システムとして浸透しつつある「サブスクリプション」通称「サブスク」その魅力とは?

4月に入って新年度が始まり新たな生活の中で、車の購入を検討する人もいるのではないでしょうか。青森市にあるこちらの自動車販売店では「サブスク」での購入プランが人気になっているといいます。一体、どんな仕組みなのでしょう。

※HondaCars青森中央 観光通り店 斉藤一希さん
「まるごと込み込みでずっと定額という商品」

こちらの自動車販売店で行っている「車のサブスク」は200万円の車を購入する場合、車両代に加えてメンテナンスや保険、点検の料金もすべて含み月額約2万2000円で利用できる仕組みです。多い月では契約者の半数がこのプランを選ぶといいます。

※斉藤一希さん「ずっと定額なのでお子さまを育てられてる家庭で、急な出費がないので非常に人気でおすすめになっている」

マーケティング会社の調査によりますと、「サブスク」はコロナ禍でも消費額を伸ばし、2021年度の市場規模は約9600億円、2024年度には約1兆2400億円にまで拡大すると予測されています。

日本サブスクリプションビジネス振興会は、「サブスク」が支持される理由の一つには、若者の消費行動の変化が関係していると分析します。

※日本サブスクリプションビジネス振興会 吉澤哉事務局長
「昭和の世代は車を持つとか家を持つとか所有がステータスで、そういう消費行動が当たり前だったが、いまの世代20代30代は所有をしないという状況になっている」

好調ぶりを背景に導入に踏み切る企業も多く、中には、子どもも大人も楽しめるサービスも。