農業試験場との統合で新たなスタートを切った、防府市の農業大学校で入学式がありました。
農業大学校 畜産学科 濱田夏凜さん
「山口県の農業を担う人材になれるよう、充実した学校生活を送ることをここに誓います」

農業大学校に入学したのは県内外から集まった33人です。

福井徹校長は「先端技術への対応能力や農業を取り巻く環境の変化を先取りする想像力を養って欲しい」と激励しました。
農業大学校は、今年度、新たなスタートを切りました。

山口市にあった農業試験場と林業指導センターが統合され、「農林業の知と技の拠点」となりました。
後継者の人材育成や技術開発を一体的に進めることが狙いで新たに、米や麦などの生産・経営の知識や技術を学ぶ「土地利用学科」が設けられました。11人が1期生です。

農業大学校 土地利用学科・玉木日明子さん
「スマート農業を学べるというのでそれにまず興味をもって、これから農業をしていく上で、効率化ができるならと思ってこの学科に入りました」

農業大学校 園芸学科・山崎心結さん
「女子の農業者ってすごく少ないので、女の子も楽しく農業に向き合える『農業者』になれたらいいなと思います」
新入生はこれから2年間、寮で生活をともにしながら、農畜産業の実習や経営の知識をついて学びます。














