最近、その土地ならではの食材を使ったいわゆる「ご当地ドレッシング」を目にする機会も増えてきました。
宮崎県内でも、その土地ならではの食材を使った個性豊かなドレッシングが続々と登場しています。

物産館には約30種の「ご当地ドレッシング」

宮崎市にある「みやざき物産館KONNE」。

(下川祥子記者)
「県の特産品、日向夏やマンゴーなどのドレッシングがずらりと並べられています」

こちらでは、日向夏やマンゴー、それにグリーンパパイアなど、宮崎の特産品を使ったおよそ30種類の「ご当地ドレッシング」を取り扱っています。

こちらの棚だけ見ても、この範囲を「ご当地ドレッシング」が占めています。

1日の生産数は20個から30個 無農薬のニンジンのドレッシング

個性豊かな多くの商品がある中、まず、ご紹介するのは、宮崎市のスープカレー専門店「スパイスチャンキー」が手がけたドレッシング。

その名も「オーガニックの町 綾町の人参たっぷり生ドレッシング」(600円)です。


このドレッシングは、県産食材を使った商品のコンテスト「MIYAZAKI FOOD AWARD」で、すべての加工品の中から最優秀賞に輝きました。

鮮やかなオレンジ色が特徴のこちらのドレッシング。その材料にこだわりがあるそうです。


(スパイスチャンキー 仲尾武士代表)
「まずニンジンは、無農薬で皮ごと食べられるジュース用の無農薬のニンジンを使ってます」

また、調味料も・・・

(スパイスチャンキー 仲尾武士代表)
「純米酢は綾町産、醤油も都城産、塩もミネラルが豊富な延岡の塩を使っていて、ほぼ、材料は宮崎県産のものでつくってます」


ひとつひとつミキサーにかけて手作りするため、1日に生産できるのは20個から30個という希少なドレッシング。

そのお味は・・・

(下川祥子記者)
「ニンジンそのものの甘みをしっかり感じられるドレッシングで、とってもおいしいです」



(スパイスチャンキー 仲尾武士代表)
「その綾町自体の野菜がものすごく新鮮で、無農薬で安心なものなので、宮崎のいい材料を使ったドレッシングとして、県外の人に発信できたらいいなと思っている」