■MLB メッツ 5ー0 パドレス(日本時間11日、シティ・フィールド)
パドレス・ダルビッシュ有(36)が敵地でのメッツ戦で今季2度目の登板。6回1/3、104球を投げ被安打6、奪三振5、四死球2、失点5、味方の援護がなく今季初黒星となった。
昨季のポストシーズン以来、ニューヨークでのマウンドとなったダルビッシュ、試合前にはメッツ・千賀滉大(30)と笑顔で挨拶をかわした。この日、投げ合う相手は最多勝4度、サイヤング賞3度のM.シャーザー(38)、ダルビッシュは立ち上がりは慎重に入り多彩な変化球を使いメッツ打線に的を縛らせない。2回には1死から5番・ボーゲルバック(30)に詰まりながらもセンター前に運ばれアンラッキーなヒットを許したが後続を内野ゴロに打ち取り無失点に抑えた。
メッツ・シャーザーは3回、四球とエラーで1死三塁のピンチを迎えたが1番・T.グリシャム(26)を見逃し三振、2番・M.マチャド(30)をサードフライに打ち取りピンチを脱した。
その裏、ダルビッシュは2死からヒットと死球で一、二塁のピンチを招くと、昨季ナ・リーグ首位打者の3番・J.マクニール(31)にスライダーをライト線へ2点タイムリー2ベース。ダルビッシュは2巡目に入り変化球に対応され、先制点を与えてしまった。
ダルビッシュは気持ちを切らさず4回以降はノーヒットピッチング、6回には4番・アロンゾにいい当たりを打たれたが今季加入したショートのX.ボガーツ(30)がダイビングキャッチで1塁をアウトにする好プレーでダルビッシュを盛り立てた。
7回のマウンドに上がったダルビッシュは先頭打者に2ベースを許すと7番・ギローム(28)が送りバント、これがファールラインギリギリを転がり内野安打。一、三塁とピンチが広がり8番・エスコバー(34)にレフトへ犠牲フライを打たれ3-0とリードを広げられた。さらに9番・ニード(28)を完全に詰まらせたがボテボテのサードゴロでこれもファールラインギリギリに残り内野安打。ダルビッシュはここで降板、6回1/3、104球を投げ被安打6、奪三振5、四死球2、失点5。チームはメッツ投手陣に前にわずか2安打に抑えられ無得点に終わった。