小笠原アナ:
一方で、スペインのラームが優勝をしました。大会前の世界ランキングでは1位S.シェフラー(26・アメリカ)、2位R.マキロイ(33・北アイルランド)、3位ラームで、この3強の中からだったということになりましたが、宮里プロはいかがでしたか。

宮里プロ:
中継でも言いましたけど、本当に横綱相撲で、逆転ではありましたけど、もう逆転してからはもう、T.ウッズ(47・アメリカ)が優勝したときのような。ディフェンスというか、もう守るところはもう徹底的に守って、行く所は行くっていうメリハリがありましたよね。鉄壁のディフェンスでしたね。

小笠原アナ:
どうですか中嶋プロは。

中嶋プロ:
いつものマスターズのように劇的な一発っていうのは見当たらなかったんだけど、やっぱり振り返ってみると、ここポイントだよねっていうのがやっぱり8番パー5であったり、13番パー5のティーショット、そしてそれをバーディにつなげたりとか、14番パー4とかいろいろあったんだけど、宮里プロが言うように、本当に鉄壁の守り、本当にリードしてからの揺るぎないプレーっていうのは、そういう一発がなくてもいけるんだなっていうのを見せてくれた。
※ラームは優勝争いをしていたB.ケプカ(32・アメリカ)がスコアを落とす中、8番、13番パー5といったバーディーが狙えるホールでしっかりバーディー。確実にスコアを伸ばしていった。

小笠原アナ:
まさかケプカが今日3オーバーの75ですか、ここまで苦労するっていうのはどうでしたか。

宮里プロ:
若干ありました。やっぱりLIVゴルフに行って、4日間をなかなかやってないですし。本人もねメジャーを勝ちたいっていう思いもすごいあったと思うので、その中で、最終日最終組しかも単独トップっていう、もうこれ以上ないシチュエーション。もう絶対勝ちたいじゃないですか。そこで自分のゴルフをちょっと見失った感はありましたね。
※LIVゴルフの「LIV」はローマ数字で「54」の意味を持ち、その名の通り、54ホールを3日間で行うルール。予選落ちはない。

中嶋プロ:
前半のアウトの4番6番のパー3、この失敗が結局流れを変えてしまったなって気はするけど、やっぱり54ホールまでだったんだね。

小笠原アナ:
ゴルフを知ってる人からしたら、そうかなっていう気がしてならないんですよね。

宮里プロ:
P.ミケルソン(52・アメリカ)、P.リード(32・アメリカ)は追い上げてきましたけど、やっぱり優勝争いしてる枠外からきてるじゃないですか。本当の優勝争いをしてないわけで。もちろんグリーンジャケットを持ってる人たちなんで、攻め方もわかって上がってきましたけどね。普段厳しいところで育っている、戦っている選手たちと戦うとブランクがありましたね。

中嶋プロ:
やっぱり最後はその差が出たね。なんか真面目なコメントになっちゃったね。

小笠原アナ:
良いじゃないですか。今後まだまだアメリカのシーズンはありますし、松山プロへの期待を2人からお願い致します。

中嶋プロ:
とにかく体を良くして、本当にたくさん練習できるような体に戻ってもらって、そして元気にプレーしてもらいたいね。本当にあんなに思うようにならないゴルフでさえ16位タイでホールアウトするんだから、体が良くなって元気になったら勝てますよ。

小笠原アナ:
中嶋プロが「アプローチ教えてね」って言ったらニコニコっとしてましたね。

中嶋プロ:
はい、教えてもらいます。絶対、絶対帰ってきたらもう教えてって言いますから。

宮里プロ:
ビデオ撮っといてもらっていいですか。

中嶋プロ:
もちろん。そのとき我々についてって、しれっと宮里プロは加わったりしないですよね。

宮里プロ:
キャディーのふりしてね。

小笠原アナ:
本当に体を休めて、今年も楽しませてもらいました。本当にありがとうございました。来年は4月11日開幕ということで、来年も中嶋プロ、宮里プロのスケジュールを押さえておいてください。お願いします。

中嶋プロ:
大丈夫。大丈夫。

宮里プロ:
大丈夫みたいです。

小笠原アナ:
あとは実況する場所は近日発表ということで。

中嶋プロ:
現地ですよ、絶対。

宮里プロ:
現地ですか。

中嶋プロ:
一緒に行こうね。2人で。小笠原アナ置いて。

小笠原アナ:
背中を向けないでください。

中嶋プロ:
実況は赤坂で付けるから。俺たちは現地でしゃべるよ。

小笠原アナ:
すみません。本当に放送中に「中嶋ペロ」って噛んですみませんでした。お2人ともありがとうございました。