ゴルフのメジャー今季初戦マスターズの最終日は前日の順延の影響から第3ラウンドからスタート。2年ぶりの優勝を目指した松山英樹(31)は12番パー3からプレーし、第3ラウンドをトータル5アンダーで5位タイと猛チャージ。しかし最終ラウンドではスコアを3つ落としトータル2アンダーとなった。一方優勝はスペイン勢4人目となるJ.ラーム(28・スペイン)が初優勝。放送では解説を務め、マスターズに11回出場した中嶋常幸プロ(68)と2017年の日本ツアー賞金王・宮里優作プロ(42)が今大会を総括した。
■松山の第3ラウンド※12番パー3から再開
5位タイ、5アンダー
前半|△|⊡|ー|ー|ー|ー|ー|〇|ー|
後半|〇|ー| | | | | | | |
■松山の最終ラウンド
16位タイ、2アンダー
前半|△|〇|ー|ー|△|ー|ー|〇|ー|
後半|ー|ー|ー|ー|△|ー|ー|△|△|
小笠原アナ:
最終日が終わりました。。お疲れ様でした。宮里プロ、2日間にわたってお付き合い頂きましたがいかがでしたか。
宮里プロ:
いやあもうわくわくドキドキ。もう毎回そうなんです。もう誰が勝っても変わらないですねそこは。
小笠原アナ:
中嶋プロはどうですか。
中嶋プロ:
疲れました。もうね、やっぱり心情的に松山プロの応援団みたいな感じじゃない。松山プロがスコアを伸ばしたり落としたり、最後はもうボロボロになっていくのに合わせて、放送席もオーバーパーみたいな。
小笠原アナ:
本当にもう机叩きそうなぐらい。8番パー5のバーディーパットが入った時、奇声をあげましたもんね。うわーって。その松山選手は最終日、第3ラウンドの12番パー3のバーディーパットから今朝スタートしてですね、やっぱり上げてきましたね。
中嶋プロ:
でもなんか今回さ、ショットとパットがぱっとかみ合うっていうのは一瞬しかなかったじゃない。第3ラウンドのバックナインしか。後はもうどっちかが悪くて、見ててももう悶々としてるだろうなっていうのは常にあったね。特に今日は風が読みにくかったみたいで、1番パー4のセカンドからアイアンが捕まらなくなっちゃったのもあったし、もう何とも言い様がないよな、ああいう時は。
宮里プロ:
そうですね。もう風のいたずらですよ今日は。ずっと合わなかったですね。いいショットだったときに限って何か合わない。
中嶋プロ:
本当、14番パー4だってそうだよね。良いショット打ってるのに風に持っていかれることもあるし。
小笠原アナ:
松山プロが上げ切ってきてたら、ラームも穏やかじゃなかったでしょうね。「やっぱりヒデキ来たよ」って。
宮里プロ:
(ラームにとって)松山プロが上がってきたら一番怖かったと思いますよ。やっぱり。
小笠原アナ:
そうなんですね。今回の4日間はかなり天気が荒れましたが、中嶋プロは25回目の解説ですけど、どうでしたか。
中嶋プロ:
実際寒いのは過去にもあったとは思うんだけど。18番パー4がパー5みたいになってたじゃない。あんなことは今まで1回もなかったよね。どんなに雨が降ってもどんなに寒くてもパー4だった。でも、第2、第3ラウンドの場合、18番は本当にパー5にした方がいいんじゃないのみたいな。そんなの初めてだね。自分が出たときもあんなことはなかったし、もう解説やってからも「あそこパー5だな」って思ったこともなかったし。でも本当に今回は思えたね。
小笠原アナ:
ただ、アプローチですよ。アプローチ集をDVDで販売してもいいぐらいですよ。もうプロが見惚れるアプローチ。
中嶋プロ:
絶対買うよ。
※最終ラウンド後、TBSの取材にて中嶋プロは松山プロに「後でアプローチ教えて」とリクエスト。思わぬ要求に松山プロも笑顔になり「はい」と答えた。
小笠原アナ:
OKっていう笑顔だったんですかね。
宮里プロ:
まとめたやつを全部ずっと流してほしいですね。本当にすごいです。毎回違う対応をしてましたよ。
中嶋プロ:
できる?
宮里プロ:
いや引き出しがないですね。
中嶋プロ:
習っても言われちゃうよね、きっと。「中嶋さん、教えても無理ですから」とか。
小笠原アナ:
そうですか。もう我々は次の中継が11月の三井住友VISA太平洋マスターズまでないんですけども「松山プロがマスターズでやってましたね。それを宮里プロがやってますね」っていうコメントを今から準備してますから。
宮里プロ:
やったけど寄ってるかどうかわからないですよ。あれ、打ち方だけビシッて決まってますけど、ボールはすぐそこにあっちゃったりして。