中国軍が台湾海峡周辺で行っている軍事演習について、台湾国防部はきのう、のべ70機の軍用機の活動を確認したと発表しました。70機以上が確認されるのは2日連続です。

中国は、台湾の蔡英文総統がアメリカのマッカーシー下院議長と会談したことへの対抗措置とみられる軍事演習を台湾海峡周辺で続けていて、きのうも夕方までに中国の軍用機のべ70機と艦船11隻が活動しているのが確認されました。

台湾国防部によりますと、そのうちのべ35機が事実上の停戦ラインである台湾海峡の「中間線」を越えたり、防空識別圏に進入したりしたということです。

おとといは軍用機71機の活動が確認されていて、去年12月に発表された数と並び過去最多となっています。