■アーチェリー日本代表最終選考会・最終日(9日、東京・江東区 夢の島公園アーチェリー場)

世界選手権(7月)、アジア大会(9月)の代表最終選考会が行われ、男子は東京五輪個人・団体銅メダルの古川高晴(38・近畿大学職員)ら、女子は東京五輪代表の山内梓(24・近畿大学職員)らが代表に内定した。

最終選考会では3日間の総合成績上位3人が代表内定に。最終日は上位8人によるトーナメント戦が行われ、古川は一回戦で、東京五輪団体でともに戦った武藤弘樹(25・トヨタ自動車)を6-4で破るが準決勝で敗退。3位決定戦では東京五輪代表の河田悠希 (25・エディオン)に勝負強さを見せ6-4で勝利。総合1位で代表の座を掴み取った。

無事内定を決めた古川は「東京五輪以降金メダルを目指すため、フォームの悪いところを直そうと思っていたので、それが出来るかできないか相手というよりは自分自身との闘いだった」と選考会を振り返った。パリ五輪の出場枠を懸けて争われる世界選手権に向けては「パリ五輪で金メダルを目指しているので(代表の)枠取りは問題ないと思っています」と来年の大舞台を見据え力強く語った。

また女子は総合1位で内定を手にした山内梓(24・近畿大学職員)が世界選手権に向けて「オリンピックに出場してメダルを獲得することが最終目標なのでまずは枠をしっかり取れるように頑張りたいと思います」と意気込んだ。

【男子代表総合成績(内定者)】
1位古川 高晴(38・近畿大学職員)
2位中西 絢哉(23・シーアール物流)
3位斉藤 史弥 (18・日本体育大学)

【女子代表総合成績(内定者)】
1位山内 梓(24・ 近畿大学職員)
2位杉本 智美(28・ミキハウス)
3位 野田 紗月 (22・ミキハウス)