日本ではいま、音楽・ドラマなど空前の韓流ブームが起きています。そして韓国でも日本製品の不買運動に変化の兆しがでています。日本との関係の改善に前向きとされる尹錫悦氏の韓国大統領就任で日韓関係は変わるのでしょうか。
■“戦後最悪”に変化?日本に浸透する韓国文化
若者でにぎわう東京・原宿に去年できたのが、見た目もかわいいスイーツや韓国風のホットドッグ“ハットグ”など韓国グルメが味わえるフードコートです。韓国グルメを気軽に楽しめるとあって話題になっています。

10代女性
「K-POPは中学生のときとかから日常のように毎日聞いているから、気づいたらハマっていた」
10代女性
「K-POPを好きになったおかげで将来の夢が決まった。アイドルなどのヘアメイクアーティストになりたい」
20代女性
「韓国語を勉強している人も周りに結構いるから、気にならなくなった。韓国が流行っていること自体に。当たり前みたいなところがある」
いまや年齢を問わず日常に浸透している韓国の文化。その韓国では5月10日、尹錫悦(ユン・ソンニョル)新大統領が就任。式典会場となった国会前の広場には約4万人が集まりました。日本からは林外務大臣が出席しました。

尹錫悦大統領
「国際社会のなかで責任を果たし、尊敬される国を国民と皆さんと作っていきます」
尹新大統領はソウル生まれの61歳。検察官出身で政治経験はありません。韓国では5年ぶりの保守政権の発足となります。